若い頃に購入した色留袖

6月 - 03 2014 | no comments | By

知人のある女性が、結婚するにあたってご両親に色留袖を作ってもらったそうです。いわゆる嫁入り道具として持たせたものでした。実物を見せていただきましたが、綺麗な桃色で可憐な印象のものでした。
ところが彼女、嫁ぎ先にこの着物を持って行ったのはいいものの、その後まったく着る機会を持たなかったのです。ようやく取り出したのは、結婚から二十年以上経った頃でした。保存状態がよく、ほとんど昔のままの状態でしたが、一つ困ったことが。地の色が可愛らしすぎて、年をとった今では着にくいのです。せっかく嫁入り道具に持たせてもらっても、これではもったいない、着ておけばよかった……と残念がっていました。
ところがこの着物、今になって日の目を見ようとしているそうです。彼女の娘さんが、自身の披露宴で着ることを検討しているというのです。
もっとも披露宴とは言うものの、実際には「顔合わせ会を兼ねた食事会」のようなものにしたいのだそうです。そのためには振袖は大げさだし、レンタル料も高い。いくらフランクな会でも小紋はないだろう。だったら家にある色留袖ではどうか?という話になったとか。幸い親子だけあって、丈はぴったりだったようです。
娘さんは着物に興味があるそうなので、やはり嫁入り道具として別に一着仕立ててあげたそうです。ただし年をとっても着やすいように、落ち着いた色合いにしたそうですが。

金箔も刺繍もない作家ものの留袖

6月 - 03 2014 | no comments | By

義姉や親族たちは、留袖はレンタルがお好みです。
式の度に、気分新たに違う留袖を着れるので、とっても楽しいのだそうな…。

私は正反対で、自分だけの留袖が着たいタイプです。
一応結婚の時に、留袖も用意して嫁ぎました。
しかし、若い頃は留袖を着るチャンスは少なかったので、友人の結婚式に一度しか着ませんでした。

茶道などの稽古事をしていたせいで、和服には好みがありましたから、レンタルなどの画一的な柄行が気に入らなかったのです。
鶴亀とか、松竹梅とか、古典柄などでも、一般的な柄は面白くない。

母が年齢むに合せて、留袖を新調してくれると言うので、有難く買ってもらうことにしました。
デパートの呉服売り場でしたが、多分セール中だったように思います。
色々と見ているうちに、気になったのが短冊や色紙をアレンジしたシンプルな柄行のもの。

ずっしりと重い生地が、上等なものであることを表していました。
それと、黒の色味がとても深いのです。
ただし、金銀の縫いや刺繍、金箔などは使用していません。
すごくさっぱりしていて、そこが気に入ったのですが、作家物なのにそれほどお高くは無かったのです。

後で考えたら、シンプル過ぎて売れなかったのでしょう。
手持ちの金銀華やかな袋帯と合せて、ファッション関係の友人たちには大好評でした。

女性のフォーマル着、「留袖着物」、

6月 - 03 2014 | no comments | By

女性のフォーマル着、「留袖着物」、

留袖とは、女性の正装の着物、和服のことで、一般の人の既婚の女性が着る最も格調の高い礼装着です。 和服着物の格については第一の礼装ともいわれ、西洋人の女性が着用するイヴニングドレスに当るものです。
元々は、江戸時代の頃から女性が着用する着物は、未婚者や若年者が着用する着物は振袖と言って長い袖のきものでしたが、結婚すると同時に、その着物の袖部分を留めて短くし縫い留める習慣があったことから、これらの着物の全て「留袖」と言ってました。
この留袖と言う名称はやがて、既婚女性の礼装と言う形になり、意味に成ったとされています。
今で言うと、元々は留袖は振袖を作る直し、リサイクルしたものであったので、地の色はそのままの色合いで様々だったが、明治期になって西洋人が来日するようになり、所謂、ブラックフォーマルの考え方が取り入れられ、黒地又は単色に近い色柄になったと言われます。
尤も、現在ではフォーマル留袖は、特に高級品などはレンタル品が主流になっているようです。